交流戦の歴代最高勝率は2011年ホークスの「.818」 上回ることはできるか

歴代最高勝率を記録した2011年の交流戦は…

 交流戦最高勝率.818を記録した2011年の交流戦を振り返ると、初戦の広島戦に4-4で引き分けたが、2戦目に打線が11安打9得点。投げてはホールトンが9回を2安打無失点に抑え、この年の交流戦初勝利を挙げた。

 この勝利で勢いに乗ったソフトバンクは、引き分けを挟んで10連勝。5月18日の広島戦で交流戦初勝利を挙げてから6月3日の阪神戦に敗れるまで、2週間以上負けなかった。さらに6月4日の阪神戦から6月11日のヤクルト戦にかけて6連勝。最終的に18勝4敗、勝率.818で交流戦を制し、ホームでは10勝1敗1分と圧倒的な強さを誇った。

 選手個人の成績を振り返ると、打率、本塁打、打点、盗塁、防御率、勝利、奪三振といった主要の部門で1位に輝いた選手は、8セーブを挙げた馬原孝浩氏しかいなかった。それでも、MVPに輝いた内川が打率.326、4本塁打、20打点、松田が5本塁打、22打点、本多雄一内野手が8盗塁、摂津正投手が4勝1敗 防御率1.50、杉内俊哉投手が3勝0敗、防御率1.95、和田が4勝0敗、防御率2.54と一人ひとりが自分の役割を果たし、チームとして総合力がかなり高かった。

 当時のチームとはメンバーなどが全く異なるとはいえ、交流戦で順調なスタートを切った福岡ソフトバンク。交流戦を終えたときに、4年連続最高勝率、そして2011年を上回る勝率を記録することができるか注目だ。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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