田中将大、5回1失点好投も両太もも裏の張りで緊急降板 ヤンキースは逆転勝利
田中、同点ホーム踏み自身メジャー初得点も…アクシデントで降板
ヤンキースの田中将大投手が8日(日本時間9日)の敵地メッツ戦で5回1安打1失点の好投を見せたが、75球で緊急降板し、今季8勝目、メジャー通算60勝目はならなかった。ヤンキースは4-1と逆転勝利。3連勝となった。
田中はメッツとのサブウェーシリーズで好投を披露。初回、先頭の二モーに右翼へ先制ソロを許したものの、その後は13者連続斬り。毎回三振を積み上げて、5回まで1失点に封じた。
一方、試合前まで防御率1.49を誇った相手先発デグロムも好投し、試合は投手戦に。しかし、ヤンキースは6回1死から8番で打席に入った田中が相手の失策で出塁するとそこから満塁のチャンスを作り、ジャッジの犠飛で同点に追いついた。三塁から生還した田中はこれが自身メジャー初得点となった。
だが、田中はこの走塁でバランスを崩す場面があり、6回裏のマウンドに上がらずに降板。この日は5回75球を投げ1安打8奪三振1失点、防御率は4.58となった。
その後ヤンキースは救援陣が踏ん張って無失点に抑えると、打線もデグロムを攻略。8回にガードナーが2ランを放って勝ち越すと、9回にはスタントンが2番点シーワルドからダメ押しのソロ弾を放ち、勝利した。
これで3連勝となったヤンキースだが、田中のアクシデントは今後ヘの不安要素。MLB公式サイトは田中が両太もも裏の張りで降板となったとし、9日(同10日)に再検査を受ける見通しを伝えた。先日は先発ローテを担った25歳左腕モンゴメリーもトミー・ジョン手術で長期離脱となっているだけに、田中の状態が心配される。