鷹・柳田「打った瞬間入ると」 15号&16号の2打席連発、1人で全5打点
3回に3ラン、5回にソロを放ち、西武・山川に2本差
■中日 ― ソフトバンク(10日・ナゴヤドーム)
ソフトバンクの柳田悠岐外野手が、2本塁打5打点の大暴れだ。10日、敵地ナゴヤドームでの中日戦。5回までに2本の本塁打を放ち、チームの5得点全てを叩き出している。
柳田なくして、今の鷹打線は語れない。足の張りのために2試合続けて「左翼」で出場となった柳田だが、5打点を叩き出す大活躍で、1人で中日先発の大野雄大を沈めた。初回1死二、三塁で先制の左犠飛を放つと、ここから柳田劇場が幕を開けた。
3回。中村晃、松田の連打で1死一、三塁のチャンスで打席に入ると、フルカウントから大野雄が投じた真っ直ぐにフルスイング。快音を残すと、打球は“柳田らしく”逆方向の左中間スタンドへ。15号3ランでリードを4点へと拡大した。
さらに、だ。5回2死走者なしで立った第3打席では2ボール2ストライクからの5球目、今度は左腕のスライダーを捉え、またも逆方向の左翼スタンドへ。「少しタイミングを外されたけど、上手く芯で捉えられ、打った瞬間入ると思いました」とコメントした柳田。2打席連発の16号ソロで、キングトップの西武・山川に2本差に迫った。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)