元Gマイコラスは「日本で何を学んだ?」 米メディア注目、15億超の価値とも
マイコラスが日本で学んだこととは…
取材に対して「このレベルで成功するという自信があった。でも、ちょっとした良いサプライズになった」と語ったというマイコラス。さらに、日本で学んだことについては「ストライクを投げること、よりクオリティの高いストライクを投げることだ。ただ真ん中低めに投げるのではなく、内外に投げたり、自分が持っている全球種でストライクを取るんだ」と明かしている。
カージナルスでは、積極的にストライクを取りに行くスタイルを続けている。79回1/3で四球はわずかに9。全1139球のうちストライクは794球と、ストライク率は実に69.7%を誇る。これは間違いなく大きな武器だ。
さらに、特集では「また、彼は強く投げることを学んだ」とも指摘。今季のファストボールの平均球速は95.1マイル(約153キロ)で、渡米前の2014年の93.7マイル(約150.8キロ)から上昇しているという。また、「もっと重要なのは、より巧みにボールを回転させることを学んだ」ことだとして、スライダー、カーブが効果的であることに言及。スライダーは被打率.157、長打は2本のみ、カーブは被打率.203、長打は3本のみという驚異的なデータも出ており、「彼は自身の決め球を進化させた。彼は間違いなく日本での時を享受した」と結論づけている。
日本での3年間でまさに進化を遂げ、年15億円を超える価値がある投手になったマイコラス。このまま好投を続ければ、その価値はさらに高まる。来シーズンが終わったときに、総額1億ドル(約110億円)の超大型契約を手にする可能性も十分にある。
(Full-Count編集部)