ア新人王はヤ軍野手が有力? 大谷DL入りで辛口NY紙「道が開かれた」
グレイバー・トーレス、ミゲル・アンドゥハーの野手2人が好成績を残す
右肘内側側副靱帯の損傷により、10日間の故障者リスト(DL)入りしたエンゼルス大谷翔平投手。開幕から二刀流で活躍を続け新人王候補にも挙がっていたが、今回のケガの状況次第では新人王レースから脱落する可能性も出てきた。ニューヨークの地元紙「ニューヨーク・ポスト」は大谷の怪我によって「新人王への道が、ちょうど今“ヤンキー”たちに開かれた」とヤンキースの2人のルーキーが現時点で有力候補に挙がっていると報じている。
大谷は7日(日本時間8日)にロサンゼルスで多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受け、6月末に再検査を受ける予定となっている。ここまで打者として打率.289、6本塁打20打点、投手として9試合に先発し4勝1敗、防御率3.10の成績を残しア・リーグの新人王候補にも挙がっていたが今回のDL入りによって状況は一変する可能性も出ている。
記事では開幕から二刀流で活躍していた大谷が新人王候補に挙がりながらも、今回のケガを受け、「彼の離脱期間は明らかになっていないが、ヤンキースの2人の内野手は、新人王受賞者として実に相応しい候補者となっている」とレポートしている。
ここまで42試合に出場し打率.297、11本塁打の成績を残しているグレイバー・トーレス内野手と、53試合に出場し打率.310、8本塁打と活躍を見せるミゲル・アンドゥハー内野手の名を挙げ、6月10日(日本時間11日)のメッツとのサブウェイシリーズでも両者が本塁打を放ちチームの勝利に貢献したことを言及。
同僚のアーロン・ヒックスもルーキー2人の活躍を「彼らはこの高いレベルで毎日戦っていく為に、試合毎に学んでいる」と語っており、アーロン・ブーン監督も「ここ(メジャー)でプレーするチャンスが巡ってきたが、彼らは準備ができている。タフな状況において、彼ら2人(の働き)に自信を持っているよ」と称賛している様子を伝えている。
日本人メジャー選手の新人王はこれまで1995年の野茂英雄、2000年の佐々木主浩、2001年のイチローの3選手が獲得している。大谷は二刀流を武器に日本人4人目の快挙達成に期待がかかったが、まさかのケガで厳しい状況に立たされている。
(Full-Count編集部)