セパともに33勝で五分となった交流戦 栄えあるMVPは誰の手に?
首位のヤクルトは助っ人勢の活躍が目立つ
1位ヤクルト(9勝2敗)
ブキャナン 2試合1勝0敗 防0.64 14回9安打6奪三振2失点
バレンティン 11試合52打数16安打4本塁打8打点 .308
カラシティー 5試合3勝0敗 防0.79 11.1回3安打11奪三振1失点
石山泰稚 7試合1勝0敗5S 防0.00 6.2回5安打6奪三振0失点
首位に立つヤクルトだが、飛び抜けた打撃成績を残す選手はそれほどいない。バレンティンの打率.308、4本塁打が目を引くところ。一方で投手陣、特に救援陣の働きが目立つ。カラシティーは中継ぎとして5試合に投げ、12球団トップの3勝をマーク。6月9日のオリックス戦は2番手で5回1安打無失点と好投した。石山も5セーブを記録し、防御率0.00を維持している。
2位西武(7勝4敗)
山川穂高 11試合46打数16安打5本塁打14打点 .348
秋山翔吾 11試合50打数19安打3本塁打12打点 .380
菊池雄星 2試合2勝0敗 防0.00 13回5安打12奪三振0失点
西武はチームの核の活躍が際立つ。主砲の山川は12球団トップの5本塁打、14打点をマークし、打率も.348と高い。リードオフマンを担う秋山も打率.380、3本塁打12打点の好成績。左肩の故障から復帰したエース菊池も2試合に先発して2勝0敗、防御率0.00と申し分のない働きをしている。
3位ソフトバンク(7勝4敗)
柳田悠岐 11試合42打数12安打4本塁打9打点 .286
中田賢一 2試合2勝0敗 防2.03 13.1回9安打16奪三振3失点
中村晃 11試合41打数13安打0本塁打1打点 .317
森唯斗 7試合0勝0敗6セーブ 防1.29 7回8安打7奪三振1失点
交流戦史上ただ1人、2度のMVPを獲得しているのが柳田悠岐。今季も打率.286はやや物足りないながら、4本塁打9打点をマークしており、ここからの巻き返しが期待される。投手陣では先発の中田が2戦2勝と勝ち頭となり、サファテの代役で守護神を務める森は6セーブをマークしている。