元Gマイコラス球宴選出は当然? マシーニー監督「誰も異論を唱えられない」
ここまで7勝1敗、防御率2.27とカージナルス投手陣の柱となっている
巨人から移籍し、メジャーリーグの舞台で目覚ましい活躍を見せているカージナルスのマイルズ・マイコラス投手。6月7日(日本時間8日)に行われたマーリンズ戦で今季12試合目の先発マウンドに上がると、7回3安打1失点の素晴らしい投球を見せ、今季7勝目をマークした。
移籍1年目でカージナルスのローテの柱となり、ここまで7勝1敗、防御率2.27と輝かしい成績を残している右腕。米国内でもその活躍により、スター選手が集結するオールスターへの選出を期待する声が上がり始めている。地元セントルイスのテレビ局「kmov.com」もその1つで「現時点でオールスターを語る上でマイルズ・マイコラスは欠かすことはできない」とするコラムを掲載。右腕の球宴選出の“正当性”を主張している。
「これまでの先発登板の出来もあり、この活躍がある種の偶然とは無縁のものであるということを更にはっきりさせている」と、ここまでの活躍が決して“フロック”ではないとし「誰も(マイコラスのオールスター選出に)異論を唱えることはできないと思う。我々含め、たくさんの人が予想していなかったことだが、彼は(オールスターに選出されるに)相応しいシーズンを送っている」というマシーニー監督のコメントを紹介している。
ここまで残している防御率2.27、WHIP0.96、12試合で与えた四球がわずか9つだけという成績に対し、記事内では「オールスター選手の数字である」と断言。「マイコラスは数年前にMLBで生き残れなかった時とは同じ投手ではない。彼は日本に行き、精密さにおける達人へと変貌を遂げた」と、その制球力と安定感を絶賛している。
NPBでのプレー経験前後の違いを「ストライクを投げる事かな。より効果的なストライクを投げるようになったと思う。単に低めだけではなく、内外に投げ分けたりね。より多くの球種でストライクも取れているよ」と語るマイコラス自身のコメントも紹介。また、マシーニー監督も「彼のようにあらゆる球種を使ってどんどんストライクゾーンを攻めれるような投手は、簡単にお目にかかれるものではない」と称賛している。
「彼はエースのような投球をする。ナ・リーグで最も素晴らしい先発投手の一人であるかのようなパフォーマンスなのだ。この調子を続けられれば、ワシントンD.C.へ足を運ぶことになる可能性はかなり高いものとなるだろう」とした「kmov.com」。日本からMLBへと戻った“逆輸入選手”のマイコラス。日本での経験を支えに、夢のオールスターの舞台に立つことが出来るだろうか。
(Full-Count編集部)