大谷翔平は「トミー・ジョン手術が必要」 米レポーター伝える「復帰は2020年に」
米ESPNのゴメス氏がレポートも…エンゼルスGMは「診断結果に変更ない」「医師は勧めていない」
右肘の内側側副靭帯の損傷により10日間の故障者リスト(DL)入りしたエンゼルスの大谷翔平投手。7日(日本時間8日)にロサンゼルスで多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受けた右腕は当面の間ノースロー調整を続け、3週間後の6月末にも再検査を受けて今後の治療方針を決定する見通しとなっている。
エンゼルスのビリー・エプラーGMは「医師からトミー・ジョン手術(TJ手術)を受けた方がいいという意見はもらっていない」としてトミー・ジョン手術、つまり右肘靭帯再建手術の可能性を否定していたが、ここにきて米ESPNでレポーターを務めるペドロ・ゴメス氏が「大谷にはトミー・ジョン手術が必要」と伝えた。
ゴメス氏は11日(日本時間12日)に米ESPNの番組内で「エンゼルスはトミー・ジョン手術を必要としないケースへの望みをもっているが、私が耳にした話を総合すると、現実問題として彼にはトミー・ジョン手術が必要だろう。まだシーズン半ばであり、大谷が最高の投手であることもあり、チームは決断していないが、現時点で状況は明るくない」と伝えてる。
さらにゴメス氏は大谷がトミー・ジョン手術を受けた場合には「彼を再び見ることができるのはトミー・ジョン手術を経て、2020年になるだろう」と言及。トミー・ジョン手術を受ければ復帰までは14か月程度かかるとされているが、今季はもちろん、2019年シーズンでの復帰も難しくなると伝えている。
同氏のレポートを受けて米メディアも続々と速報。ただ、米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏はツイッターで「オオタニの診断結果に変更はない。また、我々の医師やメディカルスタッフは(手術を)勧めていないし、可能性があるとも言っていない」」というビリー・エプラーGMのコメントを紹介した。エンゼルスからは公式の発表はなされていないが、果たして大谷は本当に手術を受けることになるのか。
(Full-Count編集部)