西武2016年ドラ1今井がプロ初登板初先発 松坂大輔以来の快挙なるか
今季は2月に不祥事が発覚し4月30日まで対外試合出場禁止に
西武の今井達也投手は13日のヤクルト戦(メットライフドーム)でプロ初先発を果たす。12日に予告先発投手として公示された。高卒ドラフト1位投手がプロ初登板初先発で勝利すれば、1999年松坂大輔(現中日)以来の快挙となる。
作新学院高時代の2016年夏の甲子園で優勝投手となり、同年にドラフト1指名を受け西武に入団。ルーキーイヤーは右肩の故障などもあり1軍デビューを果たすことなくシーズンを終えた。2年目の今季は先発ローテ入りにも期待がかかったが2月に不祥事が発覚し、4月30日まで対外試合出場停止、ユニホーム着用禁止の処分となっていた。
同期入団の投手では阪神・才木浩人、ヤクルト・寺島成輝、楽天・藤平尚真、中日・藤嶋健人、オリックス・山本由伸、DeNA・京山将弥、日本ハム・堀瑞輝、広島・高橋昂也が1軍デビューを果たしている。すでに才木、藤平、山本、京山はプロ初勝利も記録している。
謹慎解除となった5月から2軍戦に登板し4試合2勝1敗、防御率2.52と安定した投球を見せ1軍登板のチャンスをつかんだ。150キロを超える直球とカットボール、スライダーを武器にデビュー戦を勝利で飾ることができるか注目が集まる。