今季2敗目のマイコラス 沈黙打線を責めず「自分が失点したことが悔しい」
4回に3失点も5回以降は無失点「1球1球に集中しようと心掛けた結果」
12日(日本時間13日)の本拠地パドレス戦で、6回を投げて6安打5奪三振3失点(自責3)と好投しながら、今季2敗目(7勝)を喫した元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手。6イニングのうち4イニングを3者凡退としたが、4回に泣いた。29歳右腕は試合後「思い通りの球を投げても打たれる時はある。ラッキーな時もあれば、そうじゃない時もある」と割きった様子で振り返った。
4回に先頭ホズマーに初球外角カーブをセンターへソロ弾とされた。その後も不運な内野安打が続くなど、合計3点を献上。それでも「1球1球に集中しようと心掛けた結果」と5回は見事に気持ちを切り替えて3者凡退に抑えると、6回も15球で3死を奪った。
今季初黒星を喫した6月1日(同2日)のパイレーツ戦に引き続き、この日も登板中の援護点はゼロだったが、打線に助けられて勝利を飾る日もある。「援護点の多少は関係ない。自分は失点をできる限りゼロに近づけようとするだけ。自分が失点したことが悔しい」と、パドレス投手陣の前に沈黙した打線は責めず、自ら失点の責任を負った。
次回登板予定は18日(同19日)の敵地フィリーズ戦。次戦も好投を披露し、前半戦2桁勝利到達に1歩近づきたい。
(佐藤直子 / Naoko Sato)