大谷獲得には「リスク冒す価値あった」 敵地元紙が改めて称賛「比類なき才能」
レンジャーズ地元紙が特集、負傷で「『胸を撫で下ろしている』と考えてはならない」
グレード2の右肘内側側副靱帯損傷で8日(日本時間9日)に故障者リスト(DL)入りしたエンゼルスの大谷翔平投手。すでに多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受け、3週間後の再検査後、その後の治療方針を決める予定となっている。10日(同11日)には一部メディアが靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)が「必要」とレポート。しかし、11日(同12日)にはエンゼルスのビリー・エプラーGM、マイク・ソーシア監督がこの情報を否定した。いつ復帰できるのか、再検査の結果が出るまでは不透明な状況だ。
そんな中、オフに大谷争奪戦に参戦していたレンジャーズの本拠地テキサス州アーリントンの地元紙「スターテレグラム」が特集記事を掲載。獲得に本腰を入れていたほとんどのチームは大谷に負傷のリスクあることを知っていながら、その圧倒的な魅力に惹かれ、契約を熱望していたと伝えている。
昨年12月、大谷がエンゼルスと契約した直後に、米メディアがある情報を伝えていた。同10月に大谷の右肘にグレード1の靭帯損傷が見つかっており、予防のためにPRP治療を行っていたというものだ。
今回、「スターテレグラム」は「オオタニはトミー・ジョン手術が必要になるのかもしれない。レンジャーズは胸を撫で下ろしているだろうか?」とのタイトルで特集記事を組んだ。その中で「オオタニが2020年まで再び登板しない可能性はある。しかし、レンジャーズを含めたオオタニ獲得競争で”2番手”に付けていた6チームが、『胸を撫で下ろしている』などとは考えてはならない」と指摘。そして、以下のように言及している。
「彼らはそれぞれオオタニの医療記録を受け取っており、それでもなお、オオタニを追い求めていたのだ。レンジャーズは医療記録を確認して以降も何の心配も抱かなかった」