ダルビッシュの投球練習に首脳陣は安堵 マドン監督「素晴らしい。心強い」
エプスタイン球団社長は焦らず「環境に慣れ、自己を確立する」
エプスタイン球団社長は以前、FA選手が加入直後に苦しむことは決して珍しくないと話していた。ダルビッシュの能力に疑いの余地はなく、その考えは変わらないようだ。6年契約という長い期間を考えると、スタートで苦しんだとしても、その後に力を発揮してもらえれば問題はない。だからこそ、今はしっかりと状態を戻すことが重要だと見ている。
「ほぼすべてのフリーエージェントの選手がこのような経験をする。すぐに調子を取り戻すラッキーな選手もいて、その場合はそれほど大きな問題がない。しかし、ほとんどのフリーエージェントの選手は苦戦する。それは1か月かもしれないし、3ヵか月かもしれないし、シーズン全部かもしれない。しかし、そのうち調子を取り戻し、新しい普通の感覚を身につける時がやってくる。環境に慣れ、自己を確立する。球界を見渡せば、今年こうしたことを経験しているのは彼だけではない」
「球団として、可能な限り彼が快適に感じられるようにサポートしたい。今日は素晴らしかった。彼はここまで車で来る必要はなかったんだ。待機して(次の遠征地である)セントルイスでチームに合流することもできた。しかし、彼は予定を前倒しにした。調子が良いと感じていて、ここに来て投げたかったんだ」
シカゴから車で1時間半ほどのところにあるミルウォーキーでチームに合流し、投球練習を行ったダルビッシュ。同社長は記事の中で、そんな右腕の姿勢も称えている。
復帰はオールスター後になる可能性があるとの報道もあったが、もっと早く戻ってくることも十分に考えられる。新天地で本来の姿をしっかりと見せたいところだ。
(Full-Count編集部)