イチロー262安打に再び脚光、MLB公式が“不滅の記録”に選出「卓越した安定感」
2004年、シーズン最多安記録を塗り替える262安打を放った
今季途中から戦列を離れ、マリナーズ会長付特別補佐となったイチロー外野手。現在も試合前に練習を行いながら、時には打撃投手を務めるなどチームに貢献している。MLB公式サイトは「17の不滅と考えられる記録」を選出し、2004年に262安打を放ちシーズン最多記録を更新したイチローもランクインした。
MLB公式サイトはメジャーの歴史の中で破られることのないであろう17の記録を選出。「年が経つにつれて埃をかぶっていく記録たちを思いださせてくれる」と、1938年6月15日のドジャース戦で2試合連続ノーヒットノーランを達成したヴァンダー・ミラー氏らを紹介している。
数々の名選手たちがランクインする中で、今季からマリナーズの会長付特別補佐に就任したイチローも名を連ねた。2004年、シーズン最多安記録を塗り替えた262安打を“不滅の記録”として紹介。記事ではイチローの非の打ち所がない卓越したバットコントロールを紹介し「イチローほど多様な方法でファンを熱狂させた選手は少ない。イチローのシーズン最多安打を塗り替えるためには卓越した安定感、機会そしてミート力が求められる」と称賛している。
また、このシーズンではイチローが704打数を記録し、1シーズンで700打数以上記録した選手は4人しかないことに言及し「イチローはその一人だ。この記録を破るためには、打率.373そして700打数以上を記録しなければならない。グッドラック」とレポート。今後イチローが記録したシーズン最多安打は破られることがないだろうとしている。
記事で紹介されたイチロー以外の“不滅の記録”は以下の通り。
○ノーラン・ライアンの5714奪三振、2795四球
○リッキー・ヘンダーソンの通算1406盗塁と1982年の130盗塁
○1930年、ハック・ウィルソンの191打点
○1912年、チーフ・ウィルソンの36三塁打
○2004年、バリー・ボンズの232四球
○1921年、ベーブ・ルースの177得点
○ピート・ローズの15890打席、4256安打
○カル・リプケンJrの2632試合連続出場
○ハンク・アーロンの通算6856塁打
○1971年、ロン・ハントの50死球
○1976年、レジー・クリーブランド3被本塁打
○1986年、ジョディー・デービスの89盗塁刺
○1932年、ジョー・シーウェルの3三振
(Full-Count編集部)