中日松坂と西武榎田が激突へ、大田や坂口も活躍中 新天地で輝く男たち
坂口は一時セ・リーグの首位打者に立ち、大田はすでに11本塁打
新天地に移って数年が経ち、すっかりチームの中心選手となっている者もいる。交流戦で首位に立つヤクルトで欠かせぬ存在となっているのが坂口智隆外野手と近藤一樹投手。坂口は2003年に近鉄に入団してキャリアをスタートさせた。2011年には最多安打のタイトルを獲得したバットマンだったが、2015年にオリックスを退団し、ヤクルトへと移籍した。
2016年、2017年も打率3割近くをマークしているが、今季はここまで.325のハイアベレージをマーク。一時セ・リーグの首位打者に立つ時期もあった。近藤も坂口と同じオリックスに在籍。2016年7月にトレードでヤクルトへと移籍した。昨季も54試合に登板しているが、今季はさらにその数字を向上させ、ここまでリーグ2位の29試合に登板し、防御率1.48。ヤクルト救援陣に欠かせぬ存在となっている。
日本ハムで中心選手となったのが、2016年オフに吉川光夫投手、石川慎吾外野手とのトレードで、巨人から加入した大田泰示外野手と公文克彦投手の2人。大田は外野手のレギュラーの座を手にし、攻撃的2番打者として不動の存在となりつつある。ここまで打率.273、11本塁打、39打点。昨季マークした15本塁打のキャリアハイを早々に超えるペースで本塁打を放つ。
公文は昨季41試合に投げて3勝負けなし3ホールドをマークし、今季は21試合に投げて1勝0敗4ホールド、防御率1.25と好成績を残している。オリックスから2014年オフのトレードで阪神に加入した桑原謙太朗は移籍3年目となった昨季ブレーク。中継ぎとして覚醒し67試合に登板し39ホールド。最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。今季もマテオ、ドリスが不調で再調整を強いられる中で21試合に投げて1勝1敗13ホールドと奮闘している。
それぞれがそれぞれの苦労を経て、新天地で再び輝きを取り戻した選手たち。17日のメットライフドーム。松坂と榎田の投げ合いに、胸を熱くする人も少なくないのではないだろうか。
(Full-Count編集部)