松井秀喜氏、ヤンキース2A加藤豪将を評価 成績次第で「先が見えてくる」

野球教室を開催した松井秀喜氏【写真:編集部】
野球教室を開催した松井秀喜氏【写真:編集部】

好調ヤンキースには「強いな」、“教え子”活躍「もちろんうれしい」

 16日(日本時間17日)にニュージャージー州トレントンで野球教室を開催した、ヤンキースGM付球団アドバイザーの松井秀喜氏。真夏を思わせる炎天下で子供たちに野球の楽しさを伝えた松井氏は、ア・リーグ東地区首位争いをするヤンキースについて「毎日は見てないですけど、強いなと思います」と話した。

 2Aトレントンや1Aスタテンアイランドなど、傘下マイナー球団を巡回しながら指導に当たる松井氏だが、アーロン・ジャッジやグレイバー・トーレスら“教え子”たちがメジャーで活躍している。「大したことは教えてないですけどね」と謙遜するが、「見ていた選手たちが活躍してくれるのは、もちろんうれしいですよ」と笑顔を浮かべる。

 今季からは加藤豪将内野手が2Aに昇格した。今季はここまで59試合に出場し、打率.247、4本塁打、13打点。間近でそのプレーを見る機会が増えた松井氏は「一進一退って感じですかね。試合の中ではね。練習を見ていると、そんな悪いとは思わないですけど。今年からこのレベルに上がったので、いろいろと課題はあるでしょうけど、頑張っていると思いますよ、彼なりに。あとは成績を残せるようになれば、また先が見えてくるわけですから」と、奮闘する加藤の姿を評価した。

 今季からアーロン・ブーン新監督を迎えたヤンキースは、現在レッドソックスと熾烈な地区首位争いを繰り広げている。「多少怪我人が出ながらも、下から選手が上がって頑張っているし、ヤンキースの人間としては、このままいってほしいなと思うだけです」と、プレーオフ進出を願った。

 一方で、両脚太もも裏の張りで故障者リスト入りしたヤンキースの田中将大投手をはじめ、日本人メジャー選手に故障が相次いでいる。自身も2006年に左手首骨折で長期離脱を経験するが、「もう忘れちゃいました。10年以上も前だから」と笑いながらも「しっかり直して、元通りというか、元通り以上になって戻ろうと、そういう気持ちでいたと思います」と振り返った。「まず直すしかない。元気になって戻るのが一番」と早期復帰を祈った。

(Full-Count編集部)

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