米国外出身選手のMLB2000本安打達成は45人 最多はどこの国?
イチローの3089安打はアジア系ではアンタッチャブルの大記録
アメリカは二重国籍を認めているため、選手の国籍の定義は難しい。通算3115安打のアレックス・ロドリゲスは、WBCでは2006年の第1回大会にアメリカ代表として出場したが、2009年の第2回大会はドミニカ共和国代表での出場を表明した(実際には出場せず)。また、2101安打のフェリペ・アル―はドミニカ共和国出身だが、息子で2134安打のモーゼス・アル―はアメリカ出身となっている。
ボーダーレス化が進む中、国境での線引きは以前ほど意味がなくなっている。
しかしアジア圏でのイチローの3089安打は、アンタッチャブルと言っても良いだろう。日本出身ではこれに続くのは松井秀喜の1253安打、アジア圏まで広げても2位は韓国出身の秋信守の1419安打だ。
ちなみにNPBで外国出身の2000本安打達成は現DeNA監督のアレックス・ラミレス(ヤクルト→巨人→DeNA)だけ。
今後もMLBには、多くの国から有望な選手がやってくる。この数字は、どんどん変わっていくだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)