ナ軍19歳がバリー・ボンズ以来の史上6人目の珍事 デビュー前にデビューの謎
メジャー最多本塁打記録のボンズも、デビュー前にデビューし、決勝打を放っている
「Cut4」は「ファン・ソト、バリー・ボンズ、その他4人の選手たち。彼らはデビュー戦の前にタイムワープしてMLBでプレーしていた」と題して、これまでにあったこの“珍事”をレポートした。
このレポートによると、1人目は元カブスのオスカー・ギャンブル。1969年8月27日にドラフトで指名され、1年後にメジャー昇格を果たしたギャンブル。デビュー前の6月15日にサスペンデッドとなった試合が9月2日に再開され、その試合で代打で四球を選び、実際のデビューよりも2カ月以上早くメジャーの試合でプレーしたことになる。2人目が元パイレーツのデイブ・パーカー。1973年7月12日にメジャー昇格したが、4月21日に中断した試合が7月26日再開され、その試合の7回で代打で出場して安打を放ったという。
野手として3人目がバリー・ボンズ。初出場を果たしたのは、パイレーツ時代の1986年5月30日に行われたドジャース戦だった。だが、4月20日のカブス戦がサスペンデッドとなり、8月11日に再開されて、この試合は決着。延長14回、8-8の場面で再開され、ボンズは延長17回に代打で出場。決勝の適時打を放っている。ボンズはデビュー1か月前に、メジャー初打席で勝ち越しタイムリーを放ったという。
投手では2人いるという。1人目は元フィリーズのマニー・ムニス。1971年9月3日がメジャー初登板。だが、中断となっていた8月1日の試合が9月7日に再開され、13回に登板するも、安打を許して降板し、その後勝ち越されて敗戦投手に。このムニス、メジャー通算成績は0勝1敗。“デビュー前”に喫した黒星が、キャリアで唯一の敗戦だったという。
元メッツのジェフ・リアードンは、1979年8月25日の試合でメジャー初登板を果たして、敗戦投手に。だが、その2日後の27日に、6月17日に中断されていたた試合が再開。9回にマウンドに上がって無失点で抑えると、その裏に味方がサヨナラ勝ちを抑めた。実際はメジャー初登板初黒星だったが、記録上はデビューの2か月前に、初登板初勝利を挙げたという。
(Full-Count編集部)