メジャーでフェンス激突の背走美技 米解説も驚嘆「危険顧みず失点防いだ」
ブレーブス・カルバーソンが背走美技でタイムリー阻止
ブレーブスのチャーリー・カルバーソン内野手が19日(日本時間20日)の敵地ブルージェイズ戦でタイムリーを阻止する好プレーを見せた。
0-0の初回2死二、三塁のピンチの場面。5番ピラーの打球は左中間方向へと飛んだ。これに好反応を見せたのがカルバーソンだ。背走しながら打球の落下点を正確に見極めると、見事に好捕。勢いあまってフェンスに激突したがボールを落とさず、仰向けになりながらつかんだボールを突き上げた。
抜けていれば2点を先制されたであろうシーン。この好プレーには敵地も騒然となり、現地で試合を中継した米フォックススポーツ・サウスでは解説を務めたジョー・シンプソン氏は「なんということでしょう」と驚嘆。「カルバーソンは危険を顧みずに捕球し、LEDスコアボードに激突しました。カルバーソンは身の危険を顧みずに2、3点の失点を防ぎました」と称えた。
MLB公式ツイッターでも「あのフェンスは衝撃を受けた」との言葉と共にこのプレーを紹介。ファンから「キャッチ・オブ・ザ・イヤー」、「これはかなり痛かったに違いない」などの声が寄せられた。
カルバーソンの本職は内野手だが、チーム事情によっては外野手もこなすなどユーティリティプレーヤーとして存在感を発揮している。このプレーで失点を免れたブレーブスは直後の2回に4点を先制するなど終始リードを守り、11-4で勝利した。