ホークス、リーグ再開後も「4番・柳田」は不変 工藤監督、中軸は「今の形で」
首位と3.5差で再開「まだ混戦は続く」「オールスターまでに貯金できるように」
22日から再開されるパ・リーグの熱い戦い。21日、オリックスとの3連戦からリ・スタートを切るソフトバンクは、敵地への移動を前にヤフオクドームで全体練習を行った。
交流戦の4連覇こそ逃したものの、神宮でのヤクルト戦に逆転勝利したこともあってチームはリラックスムード。工藤公康監督も終始明るい表情で選手たちの動きを見守っていた。練習終了後、工藤監督はリーグ戦再開に向けて「通常に戻りますね。(交流戦ビジターは)DHがなくて大変だったけど、デスパイネも調子が上がっているし、メンバーも戻りつつある。オールスターまでの14試合で貯金ができるようにみんなで頑張っていきます」と語った。
内川聖一の復帰後は3番・内川、4番・柳田悠岐、5番・デスパイネという新しいクリーンアップで戦ってきたが、リーグ戦再開後も「今の形でどうかなと思っています。中軸は固定する方がバッターも落ち着いてやれると思いますが、(打順が)変わることがあるかもしれません」と工藤監督は話す。
まずは3位の座を争うオリックスとの戦いとなるが「やっぱり吉田(正尚)くんとかの中軸を抑えることが大事。以前はあまり調子が良くなかったけど、交流戦で出てきているからね。抑えるべきところの前にランナーを出さないことがカギになる。最少失点でいけるようにバッテリーにはやってもらいたい」と、交流戦で好調だった猛牛打線を警戒した。
交流戦で好調だったオリックスが首位争いに加わったことで、パ・リーグは一気に混戦状態に。「ありがたいです。まだ(混戦が)続くんじゃないですかね。最後は体力勝負、どこまで我慢できるかなので、こちらも(選手の状態に)配慮しながらやっていくしかない。ケガ人が出ながらこの位置にいられるのも、代わりの選手が頑張ってくれたおかげ。これからメンバーが揃えばしっかり戦っていけると思います」と“混パ”を歓迎。まずはオリックス、日本ハムと上位チームとの対戦が続く遠征5試合をしっかり勝ち越して終えたいところだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)