DeNAドラ1東克樹、“ゲームの中の人”と対戦する野球漬けの日々が幸せ
バナナの「もぐもぐタイム」、まさかそこを注目されるとは…
――これまでは関西圏での生活でしたけど、初めての関東での生活には慣れた?
「まだ慣れていないところもありますけど、関東に来たかったんですよ。都会のイメージがあるじゃないですか。田舎で育ってきたんで都会に憧れるというか。たまに渋谷とかぷらっと歩くことがあるんですけど、まだ馴染んでいない感じがすごく出ているんじゃないかと。
あとは原宿のあの通り……えーっと、あ、竹下通り! あそこに行ったんですけど、大行列をみてすごいなって、これが噂の……って思いました。オフの日は買い物にいったりもしますけど、寝ていることが多いですね。起こされなければずっと寝ていられます。アラームをかけないで寝るのが一番気持ちいい。睡眠が大事。やっぱり寝られないと疲れもたまるんで。マットもちゃんといいやつで寝ていますよ」
――バナナのことがかなり話題になりました。そこが注目されてどんな気持ち?
「アマチュア時代は、ベンチがカメラで抜かれる(そこだけ取り上げて映される)ことなんて、ないじゃないですか。自分にとっては当たり前だったことが、急にメディアで取り上げられるようになって、まさかそこを注目されるとは思ってなかったです。ベンチで食べる人ってあまりいないんですよね。(でもその姿がファンの心を射抜いた!)物珍しさじゃないんですかね(笑)」
塚原賢治コンディショニンググループリーダーは、東の活躍の秘訣について「骨盤が固いから、そこを柔らかくした。走り方も肩が上がってしまっていたけど、それを矯正したらよくなったよね」と話す。プロ生活1年目は「野球のことで頭がいっぱい。遊んでいる余裕はないです」と話す東だが、「敵チームも含めて、“ゲームの世界にいた人たち”が目の前にいて。なんか野球大好き少年みたいになっていますね」と話す時の目は、キラキラと輝いていた。
(白井京子 / Kyoko Shirai)