前田健太、チームを4連勝に導く快投 同僚絶賛「彼がいなければ負けていた」
7回無失点の快投で1か月ぶり5勝目、先制ソロのヘルナンデス「とてつもなかった」
ドジャースの前田健太投手が25日(日本時間26日)の本拠地カブス戦で7回3安打9奪三振1四球無失点と快投し、5勝目(4敗)を挙げた。チームは2-1で勝利。打線が苦しむ中、2回にソロ本塁打で援護したヘルナンデスは試合後の地元TVのインタビューで「とてつもなかった」と前田を絶賛している。
前田は初回、2回と走者を走者を出しながらも無失点に抑える。すると、その裏にヘルナンデスの13号ソロが飛び出し、ドジャースが先制。前田は3、4回と3者凡退に抑え、打者8人を連続でアウトに仕留めた。5回はピンチで捕手グランダルが好送球で併殺を完成させるなど、味方の好守にも助けられて無失点。6、7回は3者凡退に抑え、無失点でマウンドを降りた。
チームはテイラーのソロ本塁打で追加点を奪い、最後は守護神ジャンセンが1点を失うも4連勝。前田は防御率を3.44とし、5月23日(同24日)以来、約1か月ぶりの白星を挙げた。
ヘルナンデスは試合後、ダグアウト前で地元テレビ局「スポーツネットLA」のインタビューを受け、前田について「とてつもなかったね。ケンタは直球に力があった。オフスピードピッチもキレがあったし、全ての球を非常に良く制球できていたよ」と絶賛。さらに「彼は相手打線のバランスを終始崩していたんだ。攻撃陣はあまり活躍できなかったから、もし彼がいなかったら、恐らく僕たちはこの試合を落としていただろうね」と、前田が引き寄せた勝利であることを強調した。
ドジャースは4連勝で、この日敗れた首位ダイヤモンドバックスに1.5ゲーム差に迫った。打線が苦しむ中、前田の快投で貴重な1勝をつかんだ。
(Full-Count編集部)