ダルビッシュ太っ腹、1Aで相手チームにも高級ステーキふるまう「なんて男!」
マイナー選手にステーキとロブスターを差し入れ、相手投手も感謝「ありがとう」
右上腕三頭筋腱炎で今季2回目の故障者リスト(DL)に入っているカブスのダルビッシュ有投手が、25日(日本時間26日)に調整登板のため合流したカブス傘下1Aサウスベンド・カブスと対戦相手のウェストミシガン・ホワイトキャップスの選手たちに、豪華なステーキとロブスターの食事をふるまった。米国サイトのヤフー・スポーツが伝えた。相手チームの投手はツイッターで食事の画像を紹介し、「なんて男だ!」と感謝している。
ダルビッシュはリハビリの一環として26日の両チームの対戦に登板したが、その前に太っ腹なところを見せたという。1Aには金銭的にも裕福な選手はいないだけに「自分のサラリーで、ステーキとロブスターを食べる選手は、このチームにはいないだろう」と同サイトは報じている。
MLBには、メジャー選手が調整のためマイナーの試合に出場した場合、貴重な出場枠を譲ってくれた感謝の意を込めて、豪華な差し入れをする慣習がある。2011年、ヤンキースのジーターとヒューズは、2Aでの調整出場の際、やはりチームメートにステーキをプレゼントしたが、ジオンビーはそれをせず、監督に叱責されたという”逸話”もある。
しかし、差し入れするのは自分の所属チームの話であって、相手チームまで、というのは異例だ。同サイトでは、相手チームにご馳走するのは定まった慣習ではないことを紹介した上で、「今回の件で、ダルビッシュはより一層の力を尽くしたと言いうことなのかもしれない」と、ダルビッシュの“男気”を好意的に報じている。
ウェストミシガンの22歳の右腕マックス・グリーンは、ツイッターでクラブハウスに豪華な食事が並ぶ様子を撮影した写真を投稿。「ユウ・ダルビッシュ、試合後のルース・クリスをありがとう。なんて男だ!」と綴った。ダルビッシュは、アメリカの主要都市に必ずある高級ステーキハウス「ルース・クリス」の食事をオーダーしたようだ。