阪神・能見篤史、史上2位の高齢で100勝到達 虎の左腕では3人目

100勝投手は現役10人目、阪神では11人目

 100勝投手は135人目、現役では10人目。決して珍しい記録ではないが、投手の分業制が進み、20勝投手が事実上絶滅する中で、現代の投手の大きな目標になっている。

 阪神では100勝投手は11人目。()は阪神での実働期間、RLは右腕左腕。

1若林忠志233勝(1936-44 46-49)R
2村山実222勝(1959-72)R
3小山正明176勝(1953-63)R
4江夏豊159勝(1967-75)L
5渡辺省三134勝(1952-65)R
6藤村隆男133勝(1940-42 49-56)R
7梶岡忠義131勝(1947-55)R
8御園生崇男127勝(1936-39 41-44 46-51)R
9山本和行116勝(1972-88)L
10バッキー100勝(1962-68)R
10能見篤史100勝(2005-)L

 阪神生え抜きのフランチャイズプレイヤーでは、1985年6月5日の山本和行以来33年ぶりの100勝到達。阪神の左投手としては江夏豊、山本和行に次ぐ3人目だ。

 NPBには能見に続いて今季中に100勝を達成しそうな投手が4人いる。

中田賢一(ソ)99勝(2005-2018) 今季4勝
大竹寛(巨)97勝(2003-2018) 今季1勝
成瀬善久(ヤ)96勝(2006-2017) 今季0勝
メッセンジャー(神)93勝(2010-2018) 今季9勝

 いずれもベテランの域に達した投手だが、勢いでは能見の同僚のメッセンジャーが一番あるようだ。能見に続いてメッセンジャーが外国人選手では3人目の100勝に到達するようなら、阪神のポストシーズン進出も見えてくるだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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