24戦無失点の平野佳寿は「天才」 地元紙絶賛、監督も「彼はガッカリさせない」
球団タイ記録をマークの新人右腕は「天才の肩書きを得ることができる」
ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手は現在、球団タイ記録の24試合連続無失点と快投を続けている。27日(日本時間28日)の敵地マーリンズ戦でも1回を3者凡退に抑えるなど安定感は抜群。そんな右腕を地元メディアは「天才」と絶賛している。
ダイヤモンドバックスのブルペンは今季、メジャートップの防御率2.51を誇る。その中で、防御率1.25の平野はまさに“軸”。ルーキーイヤーながら、チームに欠かせない存在となっている。
地元紙「アリゾナ・セントラル」は「ヨシが輝きを放つ」との小見出しをつけ、「もし34歳の新人選手を“天才”として分類できるなら、ダイヤモンドバックスの7回のスペシャリストであるヨシヒサ・ヒラノはその肩書を得ることができる」と言及。ここまでの働きを手放しで褒め称えている。
直球とスプリットだけでメジャーの猛者を抑え込む投球は、まさに痛快。同じようにこの2球種だけでレッドソックスの絶対的守護神に君臨した上原浩治投手(現巨人)が、2013年に打ち立てた27試合連続無失点の日本人記録にも「3」に迫っている。
記事によると、トーリ・ロブロ監督は「球やマウンド、文化の違いなどにおいて手探りをしながら順応していくことになると感じたんだが、彼はチームメートたちに溶け込んでいる」と話しているという。平野の“適応力”を高く評価しているようだ。
そして、それは投球も同じ。「走者がいる状態でも、回の先頭からでも登板させてきたが、彼は初めて登板した時から我々をガッカリさせたりなどしていない」。どんな状況でマウンドに送り出されても結果を残す右腕の存在は、指揮官にとっても心強いはずだ。
まずは球団記録更新、そして、上原の持つ日本人記録へ――。平野がルーキーイヤーから“金字塔”を打ち立てようとしている。
(Full-Count編集部)