鷹叩き3位タイ浮上 ロッテ井口監督「自分たちの野球ができている」
7回1失点の先発酒居に「次回も期待しています」
■ロッテ 4-1 ソフトバンク(1日・ヤフオクドーム)
ロッテが3位タイに浮上した。1日、敵地ヤフオクドームで行われたロッテ戦。先発の酒居が7回1失点の好投を見せて勝利を収め、37勝34敗としてソフトバンクと並ぶ3位。試合後、井口資仁監督は「ずっと球が強かったし、戻ってきてからいい球放っているのでどんどん勝負して行って欲しいなと思います」と、約3か月ぶりの2勝目をマークした右腕を称えていた。
酒居は初回に1死一、二塁のピンチを背負うも、柳田、デスパイネを打ち取り窮地を脱出すると、2回以降は危なげない投球を展開した。5回には先頭の内川に二塁打を許したが、松田、市川、川瀬と難なく打ち取った。7回1死からデスパイネにソロ本塁打を許して1点を失い、その後2死一、二塁とされたが、最後は福田を空振り三振に斬った。
7回のピンチでも続投させたところを指揮官は「あそこは本人が乗り越えなくちゃいけない部分ですし、ようやくというか、やってくれた」と説明し高く評価。「下でしっかり調整して上で投げてくれているんで、先発陣の刺激にもなると思うし、次回も期待しています」と語った。
打線は5回に中村、角中の連続適時打で2点を先制。7回には3連続四死球で満塁として井上の右犠飛で1点を追加し、8回にも四球で出した走者を平沢の適時打で返して加点した。「いい形で点が取れた。いいゲームだったと思います。(中村)奨吾は結果もしっかり残していますし、チームを引っ張って行ってくれている」と先行逃げ切りのゲーム展開にも、井口監督は納得の表情だった。
これで、ソフトバンク、オリックスと並び3位タイに浮上。指揮官は「順位は別として、ここ何試合かは自分たちの野球がしっかりできていますし、これを継続して最後までいくことが大事。次オリックス、初戦はアルバースですから、なんとか攻略できるように次のカードも頑張っていきます」と、3日からのオリックス戦に視線を向けていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)