28歳ヒガシオカがメジャー初本塁打、ヤンキース指揮官は絶賛「実に良い努力」
捕手としてもエース右腕セベリーノをリード「上手く試合を落ち着かせていた」
日系アメリカ人4世で、ヤンキースでプレーするカイル・ヒガシオカ捕手が、1日(日本時間2日)の本拠地レッドソックス戦でメジャー初安打初本塁打を放った。捕手としてもエース右腕のセベリーノをリードし、11-1での勝利に貢献。アーロン・ブーン監督は打撃、守備の両面でヒガシオカを称賛している。
ア・リーグ東地区首位を激しく争うライバル対決。1勝1敗で迎えた第3戦はヤンキースが左腕プライスを打ち崩し、快勝した。強力打線が計6本塁打と破壊力を見せつけたが、そのうちの1本はヒガシオカの記念すべきメジャー初本塁打だった。
6点をリードした4回、プライスから左翼スタンドへと運ぶソロ本塁打をマーク。これがメジャー通算12試合目での記念すべき初ヒットでもあった。さらに、この日は捕手としても6回2/3を2安打無失点6奪三振3四球と好投したセベリーノら、投手陣を力強くリード。チームを大勝に導いた。
2008年のドラフト7巡目でヤンキースに入団したヒガシオカは、2017年にメジャーデビュー。試合途中から田中とコンビを組んだ試合もあった。今季はマイナーで開幕を迎えたものの、正捕手ゲーリー・サンチェスの離脱に伴い、メジャー昇格。今季はこの日まで2試合で3打数無安打1四球だった。
アーロン・ブーン監督は試合後に「実に良い努力だった。捕手として上手く試合を落ち着かせていた」と、まずはキャッチャーとして高く評価。さらに、「特に左投手に対して、いずれダメージを与えられると感じていた。良いスイングを何度かしていたし、もう1本(本塁打になりそうな)惜しい当たりがあった。初安打としては大きな場面で一発だった」と打撃についても絶賛した。
マイナーでは通算585試合に出場してきた28歳が、メジャーの舞台で輝きを放った。