元Gマイコラスは「オールスター候補」 補強のカージナルスは「オフの勝者」
オズナ&マイコラスの補強組が活躍「彼らは順調だ」
巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手は今季、16試合登板で8勝3敗、防御率2.61と開幕から活躍を続けている。6月29日(日本時間30日)の本拠地ブレーブス戦では6回1/3を7安打1失点と好投しながら黒星。6月は2勝に終わったものの、ゲームをしっかりと作っており、評価は高い。米メディアは、マイコラスと主砲のマルセル・オズナ外野手を獲得したカージナルスを「オフの勝者」と評価している。
カージナルスは現在、42勝40敗でナ・リーグ中地区3位。首位ブルワーズとは5.5ゲーム差、2位カブスとは5ゲーム差で、ワイルドカード争いでは圏内の2位フィリーズまで3ゲーム差につけている。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「中間報告:ナ・リーグ中地区は球界で最もエキサイティングな地区だ」と題した特集記事の中で、オズナが復調してからカージナルスがプレーオフ進出に向けて軌道に乗っていると伝えている。
そして、同誌がそのオズナとともにチームの原動力として名前を挙げているのが、マイコラス。どちらも新加入の選手だが、「オズナとマイコラスの加入により、彼らは密かにオフシーズンの勝者となったのかもしれない。彼ら(2人)は順調だ」と高く評価している。
日本球界で“成長”し、メジャーの舞台に戻ってきた右腕については「攻撃陣の中核がもたらす得点(力)は球界のどのチームにも劣らず、そしてルーク・ウィーバーが昨年の成績を継続できていない一方で、ジャック・フラハティー、及びマイルズ・マイコラスは彼を元気づけている」と指摘。今季4勝7敗、防御率5.16と苦しむ右腕ウィーバーをフラハティーとマイコラスが支えているという。特に、マイコラスについては「信じられないかもしれないが、彼(マイコラス)は実のところオールスター候補である」とも言及している。
野球熱の高いセントルイスでローテーションの柱の一人として地位を確立し始めたマイコラス。このままプレーオフ進出に導くような活躍を続ければ、人気も爆発的に上がっていくことになりそうだ。
(Full-Count編集部)