ボーンヘッドの応酬!? 「いつも通りの」4-3-7-2ダブルプレーって…
珍プレーで始まり、サヨナラ押し出しで幕切れ…
2日のツインズ対ブルワーズ戦で、送球が4人もの野手を経由して併殺が成立するという、きわめて珍しいプレーがあった。MLB公式動画サイト「Cut4」のツイッター公式アカウントが映像付きで伝えている。
1回裏、ブルワーズは1死一塁で、4番のトラビス・ショーの打球は二塁ベース右への当たり損ねのゴロ。一塁走者のアギラルが塁間で立ち止まったため、ツインズの二塁手ドージャーは一塁へ投げ、打者走者をアウトにした。
一塁手のマウアーは、さらにアギラルを刺そうと二塁へ送球。そのボールが走者のアギラルに当たり、左翼方向へ転々とした。アギラルはそれを見て三塁を蹴り、一気に本塁へ突入したが、転がった球を拾った左翼手からの返球でタッチアウト。なぜかホームで「4-3-7-2」という珍しい併殺が完成することになった。
「Cut4」が動画につけたツイートは「単なるいつも通りの4-3-7-2ダブルプレー」。公式サイトの記事では「ひとつのプレーがありふれたような光景から始まったとしても、それがありふれたまま終わるとは限らない。彼らが4-3-7-2の珍しい併殺プレーを敢行していただけとは、我々にとって知る由もなかったのだ」と、毒をきかせたブラックジョークで、ボーンヘッドが重なって成立したこの併殺プレーを報じた。
こんなドタバタで始まった試合は、ツインズが4番グロスマンの満塁弾でリードを奪いながら追いつかれ、延長10回裏、最後はサヨナラ押し出し四球でブルワーズの逆転勝ち。最後までバタバタした幕切れになった。