元燕バーネット、右肩異変で緊急降板 5日に精密検査「信じたくなかった」

緊急降板となったレンジャーズのトニー・バーネット【写真:AP】
緊急降板となったレンジャーズのトニー・バーネット【写真:AP】

ゴンザレスの打席の途中で異変を訴えて降板「最も直面したくない状況」

 レンジャーズのトニー・バーネット投手が3日(日本時間4日)の本拠地レンジャーズ戦で2番手で登板し、右肩の張りを訴えて緊急降板した。地元メディアによると、4日(同5日)にMRI検査を受けるという。

 2010年から2015年までヤクルトでプレーしたバーネットはこの試合、3点ビハインドの7回から2番手で登板。最初のイニングは左翼ルアの美技もあり、3者凡退に抑えた。

 8回も続投し、先頭フェデロウィッツも空振り三振に仕留めたが、続くゴンザレスの打席で異変が起きた。カウント1-1から3球目を投げたところで、バーネットはマウンドから降りてベンチ方向へと向かってしまう。すぐにトレーナーが出てくると、症状を説明し、うつむいたままマウンドから降りた。

 地元紙「スターテレグラム」によると、バーネットはゴンザレスへの1球目を投げた時点で右肩に張りを感じていたという。痛みを無視しようとしたものの、3球目を投げたところで、我慢してはまずいと気づいたようだ。

 バーネットは同紙の取材に対して「信じたくはなかった。3球目を投げて、その時ベンチに向かったんだ。すぐにチクチクする感じがあった」と説明。今季は右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りを経験しているものの、それとはまた違う違和感だという。

 右腕はさらに「治療を受けてからのここ数週間は非常に良い感覚だった。(以前の右肩の炎症とは)関係ないとは思っているが、僕は医者ではないからね」と言及。そして、「打者との対戦中にマウンドを降りるなんて、最も直面したくない状況だよ」とも話したという。

 今季は22試合登板で2勝0敗1ホールド、防御率2.39と好調を維持しているバーネット。精密検査の結果に注目が集まるところだ。

(Full-Count編集部)

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