恐怖でしかない?? MLB最速右腕が史上最速168キロの死球を与える
カージナルスのヒックスが与えた死球が104.3マイルを記録
エンゼルスの大谷翔平投手を遥かに凌駕する豪速球投手がうごめく米メジャーリーグの世界。4日(日本時間5日)、アリゾナで行われたダイヤモンドバックス対カージナルス戦で、見てるだけでも痛い、史上最速のデッドボール記録が生まれた。
カージナルスが逆転に成功し迎えた7回裏、ダイヤモンドバックスの攻撃だった。先発のマイコラスの後を受けてマウンドに上がったホランドは先頭のランブに四球を与えると、ペラルタには右前安打を許した。いきなり無死一、二塁とされると、カージナルスベンチは、たまらず今季、メジャー最速投手として脚光を浴びているジョーダン・ヒックスがマウンドへと上がった。
ヒックスは味方の失策とダブルプレーの間に2点を奪われたものの、2死まで持ち込んだ。ここで、何とも痛い“史上最速デッドボール”が。ポロックに対し、1ボール2ストライクからの4球目。インコースに抜けたボールはポロックを直撃。このボールは、何と104.3マイル(約168キロ)を記録した。
MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」担当のデビッド・アドラー氏が自身のツイッターでレポートしたところによると、ヒックスがポロックに与えた死球は2008年以降で最も速いデッドボールだったという。
これまでの最速は、今季5月8日にヤンキースのアロルディス・チャップマンがレッドソックスのジャッキー・ブラッドリーJrに与えた103.3マイル(約166キロ)だった。