「今季最もクレイジーな逆転劇」に大谷3戦連発の一戦が選出 MLB公式選定
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が特集
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは6日(日本時間7日)、本拠地でのドジャース戦で劇的なサヨナラ勝ちを飾った。1点ビハインドのまま9回2死走者なしとなりながらも、そこから一気に2点を奪い取って逆転に成功した。
逆転サヨナラ劇の足がかりとなったのは大谷の打席だった。9回2死で打席に入った大谷は、ドジャースの守護神ジャンセンから四球を選んで出塁。続くフレッチャーへの初球で盗塁を仕掛けると、捕手の悪送球が絡んで一気に三塁へ。そしてフレッチャーの左前適時打で同点のホームを踏んだ。
エンゼルスはさらに続くキンズラーが右前安打を放つと、右翼プイグの悪送球でフレッチャーがサヨナラのホームに生還。まさかの幕切れにホームベース付近にはエンゼルスの赤い歓喜の輪が出来上がった。
見ているファンに熱狂を与える逆転劇。5日(日本時間6日)に行われたナショナルズ対マーリンズ戦ではマーリンズが4回までに9点をリードを奪いながら、ナショナルズが4回裏からの4イニングで14点を挙げて大逆転勝利を収めた。米MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「今シーズンここまでの最もクレイジーな逆転劇を振り返ろう」と題した記事を掲載。今季メジャーリーグでに起こった“アメイジング”な逆転勝利をピックアップしている。
その中の1つに挙げられたのが4月6日(日本時間4月7日)、エンゼルスが大逆転勝利を収めたアスレチックス戦だった。2回までに6点のビハインドを背負ったエンゼルスだったが、2回裏に大谷が本拠地デビューから3試合連続本塁打となるソロ本塁打を放ち、これが反撃の狼煙に。そこから次々に得点を奪ったエンゼルスは13-9で大逆転勝利を収めた。
この試合を振り返った「Cut4」は「エンゼルスにとって、状況は悲惨であるかのように思えた。少なくとも超人的存在かつ国際的に大注目を集めるショウヘイ・オオタニが打席に立ち、荘厳な本塁打をセンターに放つまでは。ショウタイムの3試合連続本塁打がヘイローズを活気づけ、アスレチックスに13-9で勝利した」とし、大谷の3戦連発の一発が逆転勝利を呼び込んだとしている。
このほかに紹介された大逆転劇は、4月14日のブレーブス戦で8点差をひっくり返したカブス、5月11日のロッキーズ戦で6点のビハインドを逆転したブリュワーズ、6月20日のマリナーズ戦で5点ビハインドから終盤の猛攻で追い付き、スタントンのサヨナラ本塁打で勝利したヤンキースが挙げられている。