田中将大、11日に復帰へ 指揮官はシーズン終盤以降の絶大な勝負強さに期待

調子のバロメーターは直球の制球力、指揮官「正確でなければならない」

 2009年以来の世界一を目指すヤンキースにとって、レッドソックスとのハイレベルで熾烈なデッドヒートを制し、地区制覇を果たすことがまずは最初の目標。昨年のプレーオフで絶大な勝負強さを発揮した右腕がシーズン最後の1か月、つまり9月に獅子奮迅の活躍を見せてくることを指揮官は願っている。そして、当然、10月のポストシーズンでも昨年のように輝いてもらいところだろう。そのために、この1か月はいい“休養”になったと信じているようだ。

 ブーン監督はさらに、記事の中で「彼が直球を自在に操れるときは、他の球種もうまくいく。彼の変化球やスプリットは攻略が非常に難しい」と分析。復帰戦でも、まずは直球のコントロールが1つのポイントになりそう。指揮官は「彼は直球のコマンドが正確でなければならない。さもないと、打者に長打されやすい球種になってしまう」と“課題“も指摘している。

 同紙は「タナカがどれほどの助太刀をしてくれるのかは、とにかく不透明だ」と言及している。セベリーノが絶対的エースに君臨し、ベテラン左腕サバシアも好投を続けているが、ヤンキースの先発ローテーションはまだまだ不安定だ。田中が本来の姿で戻ってくれば、状況は大きく変わるだけに、まずは復帰戦に大きな期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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