田中将大、1か月ぶり復帰戦は勝敗つかず　ヤンキースはサヨナラ負け

田中は4回2死走者なしから2点を許し、5回6安打3失点

　ヤンキースの田中将大投手が11日、敵地オリオールズ戦で約1か月ぶりに復帰したものの、5回途中3失点で降板し勝敗はつかなかった。6月8日（同9日）のメッツ戦で走塁の際に負傷し、両太もも裏の軽い筋挫傷で故障者リスト（DL）入りしていた田中。約1か月ぶりとなったメジャーのマウンドは5回途中6安打3失点だった。ヤンキースは痛恨のサヨナラ負けを喫した。

　初回、走者を出しながらも、わずか11球で無失点に抑えた田中。3回まで無失点に封じていた田中だったが、4回に先制点を奪われた。先頭のトランボを空振り三振、スクープを左飛に打ち取り、2死としてが、そこから崩れた。デービスを右前安打、マンシーニを四球で出塁させると、リッカードに左翼線を破られる2点適時二塁打を浴びた。

　その直後、4回までノーヒットに抑えられていた味方打線が反撃。1死からグレゴリアスがチーム初安打となる左前安打、アンドゥハーが四球で続き、バードが左翼ポール際スタンドへ飛び込む3ランを放って逆転に成功した。

　これで1点のリードをもらった田中だったが、5回先頭のマチャドに初球を左翼スタンドに運ばれる同点弾を被弾。試合を振り出しに戻された。続くトランボを遊直に打ち取ったところで、この日の目安とされていた80球に到達し降板。4回1/3で6安打2四球5三振3失点でマウンドを降り、勝利投手の権利は掴めなかった。

　ヤンキースは7回にバードの犠飛とウォーカーの適時打で再び2点のリードを奪ったが、その裏にグリーンがマチャドにこの日2本目の本塁打となる同点2ランを被弾して再び同点とされると、9回裏にベタンセスが、1死満塁でスクープに右前適時打を浴び、痛恨のサヨナラ負けとなった。

（Full-Count編集部）