パは5球団貯金、セが5球団借金で折り返し…12球団、前半戦の投打MVPは?

広島は大瀬良がハーラートップの10勝、中日は外国人が活躍

【セ・リーグ】
○広島
投:大瀬良大地 15試合10勝4敗0S0H 2完投0完封12QS 2.55
打:丸佳浩 58試合188打数62安打17本塁打40打点 .330

 投手はリーグ単独トップの10勝をマークしている大瀬良以外にいないだろう。先発ローテが固まりきらない中、大瀬良が次々に勝利を挙げ、首位快走に大きく貢献した。打者は丸。故障で約1か月の離脱があったが、それでいてリーグ4位の17本塁打は立派の一言だ。

○巨人
投:菅野智之 15試合9勝5敗0S0H 5完投3完封11QS 2.21
打:坂本勇人 81試合322打数107安打13本塁打56打点 打率.3322
 
 なかなか広島との差を詰めることのできない巨人だが、その中で菅野はエースとして十二分な働きを見せた。リーグ2位タイの9勝、リーグトップの防御率2.21はさすが。5完投3完封と救援陣を助ける投球も光る。坂本は打率.332で前半戦を終え、リーグ首位打者に立っている。岡本も.297、16本塁打と活躍し、その活躍度は坂本に次ぐだろう。

○阪神
投:メッセンジャー 15試合9勝5敗0S0H 0完投0完封11QS 3.14
打:糸井嘉男 70試合249打数75安打10本塁打40打点 打率.301

 先発ローテの柱メッセンジャーが投手のMVPだ。リーグ2位の9勝をマークし、15試合中11試合で6回以上自責点3以内のクオリティースタートも達成している。打のMVPは右腓骨骨折で離脱中の糸井。チーム唯一の打率3割超、2桁10本塁打を放っている。得点力不足にあえぐチーム事情にあり、糸井以外に候補はいないとも言えるだろう。

○DeNA
投:東克樹 13試合6勝4敗0S0H 1完投1完封9QS 2.79
打:宮崎敏郎 78試合298打数95安打16本塁打42打点 打率.319

 ルーキーの東が投手陣でのMVPか。一時は防御率トップに立つなど好投を続け、前半戦で6勝をマーク。終盤にややペースが落ちたものの、今永、濱口、ウィーランドといった面々が故障で不在の中、チームを支えた。打者は昨季の首位打者の宮崎が今年も活躍。.319の高打率だけでなく、リーグ5位の16本塁打を放ち、今季も打線の核になっている。

○中日
投:ガルシア 15試合9勝4敗0S0H 2完投2完封9QS 2.45
投:アルモンテ 81試合312打数95安打11本塁打50打点 打率.304

 中日の投打のMVPはともに外国人だ。ガルシアは先発ローテの中心として9勝をマーク。防御率リーグトップを争い、大黒柱となっている。アルモンテは開幕から打ちまくり、首位打者や打点トップに立つなど、打線を牽引。中盤以降やや調子を落としたものの、打率.304、11本塁打、50打点の好成績をマークしている。13本塁打、53打点のビシエドとともに打線の核を担う。

○ヤクルト
投:石山泰稚 34試合2勝0敗13S6H 0完投0完封0QS 1.47
打:坂口智隆 74試合248打数80安打2本塁打20打点 打率.323

 投のMVPは守護神の石山。シーズン開幕後に抑えを任されると、ここまで34試合に投げて13セーブをマークしている。交流戦最高勝率にも大きく貢献し、日本生命賞にも輝いた。打は坂口。首位打者を争う活躍を見せ、山田やバレンティンとともに打線に不可欠な存在となっている。

西武の秋山はシーズン200安打を超えるペースで安打量産中

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