NO1三塁手アレナド、137キロ剛速球バックホーム「人間ではない。冗談抜きで」
失点を阻止し逆転呼び込む超美技「あっぱれ」「オーマイゴッド」
ロッキーズのノーラン・アレナド内野手が12日(日本時間13日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦でまたしても驚異的な美技を見せた。ランナー三塁のピンチで痛烈な三ゴロを一度は弾きながら、右手で掴んですぐさま本塁に送球。アウトに仕留め、失点を阻止した。球団公式ツイッターがこの場面の動画を紹介すると、アレナドが投げたボールのあまりの速さにファンからは「完全無欠のミサイル」などと称賛の声が相次いだ。
ロッキーズの1点ビハインドで迎えた6回だ。1死三塁のピンチでマーフィーの打球が三塁方向へ飛んだ。前進守備を敷いていたアレナドは痛烈なゴロを1度は弾き、ボールが高く上がるも、すぐに右手で掴んでそのまま送球。体重を乗せて投げ込まれた剛速球は捕手のミットにストライクで収まり、三塁走者のスーザJrはアウトとなった。
MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、ボールのスピードは85.2マイル(約137.11キロ)を計測。投げるまでの時間はわずか0.6秒だったという。三塁ベース後方の深い位置や、ファウルゾーンに入ってからの一塁への驚異的な送球では、これまで数え切れないほどファンを沸かせてきたアレナド。この剛速球でも本拠地ファンのどよめきと大歓声を呼んだ。
ロッキーズの球団公式ツイッターは「ゴールドグラブ? それともゴールドハンド? なんてこった」との文言を添えてこのプレーの動画を紹介。すると、ファンからは称賛、そして驚きの声があがった。
「なんてこった」
「アレナドがゴールドグラブ賞を5年連続受賞している理由の一つ」
「アレナドが彼にしかできないことをした時の為だけの特別な賞を設けるべきだ」
「完全無欠のミサイル」
「あっぱれ」
「ゴールドラブ」
「彼はどれだけの剛速球を投げたのだろうか」
「オーマイゴッド」
「ロッキーズファンではないけど、あれはナイスプレーだったね!」
「ノーランは人間ではない。冗談抜きでね。単純に素晴らしい」
「ゴールドハンド」
デビューから6年連続でのゴールドグラブ賞獲得に向けて視界は良好。打率.311、66打点に加え、23本塁打はリーグトップタイとメジャー屈指の打撃でもチームを牽引する。ロッキーズはこの試合、直後の6回裏の攻撃で3点を奪って逆転すると、7回には2点を加えて5-1で快勝。アレナドの超美技が試合の流れを大きく変えた。