メジャーで今季初、投手が三塁打記録 打球の行方に米「素晴らしく奇妙」
ナショナルズの先発ロアークが放った右翼方向への三塁打が話題
ナショナルズのタナー・ロアーク投手が今季ピッチャーでは初となる三塁打を放った。13日(日本時間14日)、敵地メッツ戦で記録した奇妙な三塁打をMLB公式サイト内の人気コーナー「CUT4」が伝えている。
4点を追う3回。先頭で打席に入ったロアークはメッツ先発のシンダーガードが投じた98マイル(約158キロ)の直球を捉えた。振り遅れた打球だったが右翼線へポトリと落ちるとワンバンドして内野スタンドのフェンスの上を転がっていった。
メッツの右翼手ブランドン・ニモは捕球体勢に入っていたがフェンス上をボールが転がるまさかの“アクシデント”に呆然。外野フェンスまで追いかける羽目となりロアークに三塁打を許してしまった。MLB公式サイトの「CUT4」は「投手タナー・ロアークがブランドン・ニモを通り過ぎる素晴らしく奇妙な三塁打を打った」と動画を紹介。
記事ではロアークの三塁打はナショナルズの歴史上、投手では3人目であり、今季のメジャーでは初めてだったことを伝えている。また、試合後のロアークのコメントも紹介している。
「彼が球を捕るのか、フェアかすら分からなかった。だから僕の90度の方向転換(は良くなかった)。ライアン・ジマーマンは僕の走塁を笑ったよ。球がニモを通り過ぎたから、ただ走り続けた。ただ高校時代を思い出して、アスリートになろうとした」
ロアークの三塁打をきっかけにこの回1点を返したが、序盤の失点が響き試合は2-4で敗れた。ロアーク自身も5回8安打4失点で12敗目を喫した。