きょうペナントレース再開 後半戦“開幕”を託された各球団の先発投手は…
阪神メッセンジャーはオールスター第1戦から中2日で先発
日本のプロ野球は大阪、熊本でのオールスターが終わり、16日からペナントレースが再開される。優勝争い、そしてクライマックスシリーズ進出のかかるAクラス争いは、ここからより一層激しさを増していくことになる。
セ・リーグは広島が頭1つ抜け出し、首位を快走中。2位に6ゲームの差をつけている。ただ、2位以下が団子状態。2位の巨人から6位のヤクルトまでがわずか3.5ゲーム差しかなく、一夜で順位が目まぐるしく入れ替わる状況が続いている。
パ・リーグは西武が首位に立ち、2.5ゲーム差で日本ハムが追う展開。3位にはソフトバンク、オリックスが並び、5位のロッテもゲーム差なし。西武からロッテまで6.5ゲーム差となっており、各球団が十分、優勝を狙える状況にある。
勝負のかかる後半戦。やはり各球団、幸先良くリスタートを切りたいところ。そこで各球団、後半戦の“開幕”を託された先発投手を、おさらいしてみよう。
【パ・リーグ】
ロッテ 涌井秀章(15試合4勝6敗 4.09)
対
楽天 則本昂大(14試合5勝8敗 3.67)
(ZOZOマリン、17時開始)
オリックス 西勇輝(14試合5勝7敗 3.18)
対
日本ハム 有原航平(12試合5勝2敗 5.74)
(京セラドーム、17時開始)
ソフトバンク 千賀滉大(10試合6勝3敗 3.20)
対
西武 多和田真三郎(14試合9勝3敗 3.77)
(ヤフオクドーム、18時開始)
各球団が後半戦の鍵を握りそうな、チームの柱を先発に立ててきた。ロッテと楽天は涌井、則本の両右腕の投げ合い。ともに前半戦は黒星が先行しただけに、仕切り直しを図りたい。日本ハムの有原は前半戦、不振に喘ぎリリーフに配置転換もされただけに、こちらも後半戦にかける思いは強い。ソフトバンクは前半戦、故障で度々登録を抹消された千賀。不甲斐ない前半戦だっただけに後半戦は離脱することなくフル回転したいところだ。
【セ・リーグ】
DeNA エディソン・バリオス(9試合2勝4敗 3.69)
対
ヤクルト 小川泰弘(8試合4勝3敗 2.62)
(横浜スタジアム、18時開始)
中日 吉見一起(11試合3勝2敗 3.64)
対
広島 クリス・ジョンソン(12試合5勝2敗 3.35)
(ナゴヤドーム、18時開始)
阪神 ランディ・メッセンジャー(15試合9勝5敗 3.14)
対
巨人 内海哲也(6試合2勝1敗 2.29)
(甲子園、18時開始)
セ・リーグは六者六様の予告先発となった。DeNAは助っ人のバリオスを抜擢し、トレードでオリックスから獲得した伊藤光とのバッテリーになる可能性が。ヤクルトは後半戦のキーマンとなるであろう小川を据えた。中日はベテランの吉見、広島はエースのジョンソンを送る。阪神はオールスターに選ばれていたメッセンジャーを起用。オールスター第1戦で2イニングを投げ、そこから中2日での登板だ。一方、エース菅野がオールスターに出場していた巨人はベテラン内海が先発する。
(Full-Count編集部)