カブスGMが投手トレード補強を明言と米紙「ダルビッシュの状況に影響受けず」
期待の右腕は5月下旬から戦線離脱
7月31日にウエーバー手続きを経ないトレード期限を迎えるメジャー。プレーオフ進出、さらにはワールドシリーズ優勝を目指すチームは積極的な戦力補強を図るが、2年ぶりの世界一を目指すカブスのジェド・ホイヤーGMは早くも先発投手の補強を宣言したという。地元紙「シカゴ・トリビューン」電子版が伝えている。
前半戦を終え、ナ・リーグ中地区首位に立ったカブスが補強ポイントに掲げるのは、先発ローテーションだ。今季はダルビッシュ有投手と6年の大型契約を結んだが、当のダルビッシュが右上腕や肘の状態が思わしくなく、5月20日の地元レッズ戦以来マウンドから遠ざかっている。今季はベテラン左腕のジョン・レスターが1人気を吐いているが、カイル・ヘンドリックス、ホセ・キンタナらの勝ち星はいまひとつ伸びず。ダルビッシュの具体的な復帰時期も見えておらず、先発ローテの助けが必須となっている。
記事によれば、カブスのホイヤーGMは「何が起ころうと投手を補強し、厚みを加えることを目指している。ダルビッシュの状況に影響は受けない。何があろうと、我々は補強に照準を合わせている」と明かしたという。さらに、ブルペンがフル稼働している現状を懸念し、「もっと長いイニングを投げないといけない。ブルペンを使わざるを得ない時もある。マドン監督は彼らの登板頻度を制限するために、あらゆる手を尽くしている」とも話したそうだ。
2016年以来のワールドシリーズ優勝に向けて、カブスは大物投手の獲得に踏み切るのか。これまでも世間をアッと驚かせる契約を実現してきたカブス首脳陣だけに、7月31日までの動きは要注目だ。
(Full-Count編集部)