マーリンズ捕手が“イチローロス“明かす「最高の人格者」「彼の不在は大きい」
「あとで振り返っても、イチローと過ごした日々は貴重だと感じるだろう」
「実績のある仲間がいなくなってしまった。それで、クラブハウスでの自分の役割が変わったとは思わない。自分はポジション柄、リーダー的な役割は少なからず昨季以前から託されてきた。若手をけん引していきたい意識は高まったけれど」
こう語ったリアルミュートだが、“損失”の大きさを感じている選手が3人いるという。イエリッチ、スタントン、そして、イチローだ。
「彼の不在は大きいよ。クラブハウスですごく大きな存在だった。みんなを気にかけて、クラブハウスを盛り上げてくれる最高の人格者だった。みんな若手は彼の一挙手一投足から学んでいた。最高の手本がいなくなってしまった。本当に寂しいんだ」
背番号51は古巣マリナーズに移籍。今季中は公式戦に出場しないことが決まっている。初のオールスター選出を果たしたリアルミュートは、そんなレジェンドから多くを学んだという。
「彼の日々のトレーニング、試合に対する準備は最高の規範だった。僕のやり方とは違うけれど、いかに日々過ごすのか。プロフェッショナルである部分を体現してくれた。あとで振り返っても、イチローと過ごした日々は貴重だと感じることだろう」
シアトルに凱旋したイチローの流儀はファイアーセールで解体状態となったマーリンズにもまだ息づいているようだ。
(Full-Count編集部)