ロッテ・岩下、1軍定着へのカギは制球力 四死球の多さが課題
小野コーチ「1軍に近いレベルのものはある」
フレッシュオールスターゲームにイースタン選抜の一員として出場した千葉ロッテの岩下大輝投手が、1回を無失点に抑え、中日・石垣雅海選手の初球には自己最速となる151キロを計測した。「基本的にファウルを取れているので、まあまあです」と、自身でもストレートに一定の手応えをつかんでいる。
成長著しいプロ4年目の右腕だが、「四球率がだいぶ高い。中継ぎで投げるにしても、先発を務めるにしても、自分の弱点は四球率。そこを減らさないといけない」と自身の課題点を挙げる。31回2/3を投げて、四死球数は17個とやや多い。先発した6月12日の埼玉西武との二軍戦では、4回2/3を投げて1失点に抑えたが、5つの四死球を与えた。そのため現在は、四球数を減らすことをテーマに練習から取り組んでいる。
小野晋吾二軍投手コーチは岩下投手について、「4年目ということで、1軍の戦力にならないと困る選手。それだけのポテンシャルを持っていると思います。球速に関しては(スピードが)出るようになりましたし、変化球の精度など1軍に近いレベルのものはあるんですが、細かい部分で足りない部分が多い。そのひとつが四球」と話し、「細かい部分をできるようにするため、今は見ています」と続けた。
フレッシュオールスターでの活躍ぶりや、小野コーチが評しているように、1軍に近いところまで成長してきている岩下投手。初昇格を手にするためにも、制球力の向上がカギを握りそうだ。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)