あと11日…迫る支配下登録期限、元巨人・村田修一のNPB復帰は叶うのか
支配下登録の期限は7月末となっている
プロ野球も後半戦がスタートし、ペナントレースも残り60試合ほどとなっている。セ・リーグは広島が首位を走り、巨人が5ゲーム差の2位で追う展開。そこから3.5ゲーム差の3位にDeNAが位置し、そこから下は団子状態となっている。パ・リーグは開幕から西武が首位をなんとかキープ。2位に日本ハムがつけ、ソフトバンク、オリックスと続く。
勝負の後半戦がスタートしたプロ野球だが、そんな中で11日後に迫ってきているのが、7月末となっている支配下登録の登録期限である。ここまで後半戦に向けて、いくつかの球団が新助っ人獲得の動きを見せている。登録期限直前には、育成選手の支配下への昇格もあり得るだろう。
今季、その期限で俄然、注目を集めるであろう存在が、現在、栃木ゴールデンブレーブスでプレーしている元巨人・村田修一内野手だ。
昨オフ、世代交代を図る巨人の戦力構想外となり、無償での他球団への移籍が可能となるよう、自由契約となった村田。だが、多くの球団が若返りに舵を切っている球界の事情もあり、村田にオファーを出すNPB球団は現れず。3月になり、BCリーグの栃木へ入団が決定。独立リーグから、NPBの復帰を目指すこととなった。
BCリーグでのプレーを決めた村田は今季、故障での離脱もあったが、ここまで36試合に出場。規定打席には届いていないものの、120打数39安打で打率.325をマークしている。ただ、打率3割台後半の打者が数多くいる“打高”のBCリーグだけに、際立った数字とは言い難い。6本塁打もリーグ17位。ただ、34打点も同16位であるものの、3.52打席で1打点を生み出す打点のペースはリーグで3位となる。
成績で言えば、村田を上回る打者もBCリーグにはいる。ただ、村田には長らくNPBの第一線で活躍を続けてきた実績、経験がある。三塁手、一塁手、そしてパ・リーグだけであるが、指名打者。可能性があるとすれば、支配下枠に余裕があり、後半戦への起爆剤を求めるチームか。果たして、村田のもとに、オファーは届くだろうか。
(Full-Count編集部)