元Gマイコラスは前半戦NO1サプライズ ダルと田澤は… 米メディアが寸評

活躍が光るカージナルスのマイコラス【写真:Getty Images】
活躍が光るカージナルスのマイコラス【写真:Getty Images】

ダルビッシュには苦言「いいスタートとは到底呼べるものではない」

 メジャーリーグは19日(日本時間20日)から後半戦がスタートした。今シーズンに備えて各球団が行った補強は、前半戦を終えて明暗が分かれつつある。米メディア「the Score」は、ナ・リーグの前半戦を振り返る特集を展開し、最も驚きの選手と最も失望した選手を紹介。元巨人のマイルズ・マイコラスはカージナルスの最大のサプライズに選出され、ダルビッシュ有はカブス、田澤純一はマーリンズの失望枠で名前が挙がった。

 マイコラスは前半戦で10勝3敗、防御率2.79の好成績をマーク。エース級の活躍でカージナルスの先発ローテーションを牽引し、日米を通じてオールスターに初選出された。記事では「フロントオフィスは、マイコラスに関して間違いなく賭けに出た。冒したリスクは報われた。今季安定しているカージナルス先発ローテの中でもベストだ」と、ここまでの活躍を絶賛している。

 一方、ドジャースからカブスにFA移籍したダルビッシュに対しては、厳しい言葉を並べている。オフのFA市場の目玉として6年1億2600万ドル(約141億6400万円)の大型契約を結びながらも、右上腕三頭筋腱炎で今季2度目の故障者リスト(DL)に入っている右腕に「レンジャーズ時代のように先発ローテの柱になるはずだった。その代わり、怪我の虫と闘いながら、昨年のワールドシリーズで崩壊した時と同じ姿を時折見せる場面もあった」と指摘。ここまで8試合に投げて1勝3敗、防御率4.95という成績は「いいスタートとは到底呼べるものではない」と伝えている。

 また、マーリンズを戦力外となった後、タイガースを経て、エンゼルス入りした田澤だが、マーリンズでは通算77試合に投げ、防御率6.57、WHIP1.57と成績を残せず。2017シーズンを迎えるにあたり「鍵となる補強の1つだったタザワは、完全なる失敗だった」と辛辣な評価を下した。

 DLからの復帰を目指すダルビッシュ、マイナー契約からメジャー昇格を目指す田澤は、それぞれ後半戦のサプライズになれるように巻き返しを図りたい。

(Full-Count編集部)

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