これこそが“無回転”! ブルワーズ「捕手」の魔球ナックル映像が凄い
今季2度目の登板となったブルワーズのエリック・クラッツ捕手
現代の野球で魔球と言われる「ナックルボール」。極限まで回転数を抑え、空気抵抗によって不規則な変化が起きる変化球で、投げた投手もどこに行くか分からないと言われる、まさに“魔球”である。
野球界広しと言えども、なかなかナックルボールピッチャーをお目にかかる機会は多くない。そんな中で米MLBにはナックルボールを操る投手…ではなく、捕手がいる。それがブルワーズのエリック・クラッツ捕手だ。
メジャーリーグでは試合終盤に大差がつくと、リリーフを温存するために野手が登板することは珍しくない。クラッツもそうした状況でマウンドに上がる1人。22日(23日)に本拠地で行われたドジャース戦も2-11と9点ビハインドとなったため、9回にクラッツが登板。これが今季2度目の登板となった。
クラッツは先頭のフォーサイトには安打を許したが、続くバーンズを見逃し三振、さらにファーガソンは投ゴロ併殺打に斬って取り無失点で1イニングを抑えた。この時バーンズに投じた3球目は見事な“無回転”のナックル。このボールをMLB公式ツイッターがスロー映像で紹介し、注目を集めている。
「エリック・クラッツは捕手だ。彼は投手になれると97%確信している」と記されて紹介されたスロー映像。クラッツの手から投じられたボールはものの見事に回転せず、ゆらゆらと揺れながら捕手のミットに収まっている。この映像にはファンも注目するしかなかった。
「ブルワーズのほとんどの投手達より優れている」
「未来のヤンキースの選手」
「誰が回転数が必要だって?」
「フィリーズが彼をトレードした時に激怒した。未だに激怒している。素晴らしい野球選手の考え方」
「マーケットで一番魅力的な先発投手」
「彼は昨シーン打率10割だった」
「あれはえげつない」
「あれはとんでもなくクールだね」
「いいね、感心させられちゃったよ」
「僕はレッドソックスファンだけど、えげつないね」
「なんて見事なナックルボールなんだ!!!!」
「なんてこった」
「素のナックルを投げる投手を気に入っている」
「正真正銘、すごい」
投手でも投げるのが難しいナックルを、いとも簡単に操る捕手のクラッツ。今後もマウンドに上がるのが待ち遠しくなってしまう選手である。