ダルビッシュが約40メートルのキャッチボール GM「ここしばらくでベスト」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

エプスタインGM「素晴らしかった」

 右上腕三頭筋腱炎で故障者リスト(DL)入りしているカブスのダルビッシュ有投手。まだ実戦復帰も果たしておらず、復帰時期は不透明となっている右腕だが、40メートルほどのキャッチボールを行い、少しずつ復帰への階段を上がっているようだ。MLB公式サイトが伝えている。

 記事ではカブスがさらなるリリーフ投手の補強を狙っていることをレポート。さらに「注目すべき点」として、ダルビッシュの近況を紹介している。

 MLB公式サイトによると、ダルビッシュは22日(日本時間23日)に135フィート(約41.1メートル)の距離でキャッチボールを行ったという。カブスのテオ・エプスタインGMは、次のステップはブルペンでピッチングを行うことだとした上で、「今日の彼はここしばらくの間でベストだった。彼は非常に良い投球をしていたし、調子も素晴らしかった」と語っている。

 ダルビッシュはDL入り後、一度は傘下マイナーで登板に臨んだものの、右肘の炎症のために復帰計画は白紙に。いまだに戦列に戻る見通しは立っていない。一方のカブスは現在、ナ・リーグ中地区で首位をキープしているが、まだまだポストシーズン争いは予断を許さない状況だ。

 ブルペン強化のために、レンジャーズからリリーフ右腕ジェシー・チャベス投手を獲得したが、チャベスは先発としても使えるユーティリティー型の投手。先発投手に不安があるカブスの問題をもカバーできる存在だ。ダルビッシュの故障も、チャベスのような“使い勝手のいい”投手の獲得に影響したという見方はできる。今後、先発陣の踏ん張りが覇権奪回には不可欠で、ダルビッシュの復帰時期もカブスの今後の戦いのポイントになってくるのは間違いない。

(Full-Count編集部)

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