MLB三塁手が華麗な素手キャッチ 解説興奮「捕球にグラブがいると誰が言った」
マーリンズのプラド美技に解説「お見事です」
マーリンズのベテラン三塁手マーティン・プラドが披露した、華麗なる素手キャッチが話題になっている。23日(日本時間24日)の本拠地ブレーブス戦での美技に、解説を務める元新人王左腕は「お見事です」と絶賛した。
1-5と4点を追う4回表。三塁の守備に就くプラドの前に、打者スワンソンが放ったボテボテのゴロが転がってきた。三塁線を力なく転がる打球に猛チャージをかけた34歳内野手は、左手にはめたグラブを使わず、右手で素手キャッチ。ボールを掴むやいなや、一塁へジャンピングスローをすると、送球はベースカバーに入ったボーアのグラブへ一直線。間一髪でスワンソンをアウトに仕留めた。
これに興奮を抑えきれなかったのが、地元マイアミで試合を中継する「FOXスポーツ・フロリダ」の実況席だった。実況アナが「ゆっくりとしたゴロです。プラドが素手でキャッチし、送球しました! マーティン・プラドの素晴らしいプレーでした。選択肢は1つしかありませんでした」と伝えると、解説を務める1996年新人王左腕のトッド・ホランズワース氏も同調。「捕球するのにグラブがいると誰が言ったのでしょう。素晴らしい素手キャッチをし、ダイヤモンドの反対側に力強い送球をしました。マーティン・プラドの間違いなくスペシャルなプレーでした。お見事です」と絶賛した。
ここ数年は怪我で戦列を離れることが多かったプラドだが、確実な守備は高評価を受けることもしばしば。人望も厚く、将来の監督候補とも言われる人物だ。メジャー13年目を迎えても、衰えることないプレーで、チームを牽引していく。