米ファンが驚愕の曲芸キャッチ 乳児抱えてホームラン鷲づかみ「しかも素手」
フィリーズファンが左翼席で美技「何てキャッチだ!」
メジャーリーガーが美技妙技を見せることは珍しくないが、23日(日本時間24日)にフィリーズファンが見えた本塁打キャッチに驚きの声が挙がっている。左翼スタンドに陣取った男性フィリーズファンが、なんと赤ちゃんを左脇に抱えたまま、右手1本で鷲づかみにしたのだ。
驚愕のプレーが生まれたのは、フィリーズ本拠地で行われたドジャース戦でのこと。9回裏、5-7と2点を追うフィリーズは、先頭フランコが左翼席へ1点差に迫る15号ソロ弾を放った。当たった瞬間にそれと分かる打飛球に球場のファンは大喜びだったが、さらに大きな歓声が上がったのは、ホームランボールが客席に到達した瞬間だった。
スタンドに向かって飛んでくるホームランボールに向かって、数人のファンがキャッチを試みたが、右手で素手キャッチをしたのはフィリーズのユニホームに身を包んだ男性ファンだった。が、よく見ると、その男性の左腕には同じくフィリーズのTシャツを着た乳児が抱えられていた。飛んでくる硬球から我が子を守ろうとしたのか、フィリーズファンの血が騒いで我が子がいるにも関わらず、思わずキャッチに出てしまったのか。その理由は定かではないが、紛れもないスーパーキャッチで結果的に我が子を守った。
この驚愕プレーの動画を紹介しているのが、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」の公式インスタグラムだった。「大したことじゃないよ。ただの兄ちゃんが赤ちゃんを抱えながら本塁打をキャッチしただけなんだから」との言葉を添えて動画を公開すると、ファンから数々の声が届いた。
「何てキャッチだ!」
「ビースト」
「素晴らしい!」
「なんてことだ」
「赤ちゃんからしたら『これが僕/私のパパだよ!』って感じだね」
「彼をチームに入れるんだ」
「彼と契約するんだ」
「しかも素手だ」
「その子はレフトスタンドで本塁打をキャッチして育っていくんだね」
この赤ちゃんが物心つくようになるまで、あるいはついてからもずっと、スーパーキャッチの動画は家庭内で何度も何度も再生されることになるだろう。