現時点で柳田”濃厚”、山田“当確”、糸井も…トリプルスリー3人達成も!?

山田が達成すれば3回目、ボンズに並ぶ大記録

 山田哲人が達成するとすれば、3回目。これは史上最多。MLBでもバリー・ボンズしか達成していない大記録となる。また、同じ年に両リーグで達成者が生まれるのは、1950年の岩本義行(セ・松竹)と別当薫(パ・毎日)、2015年の山田哲人(セ・ヤクルト)と柳田悠岐(パ・ソフトバンク)に続いて3回目だ。

 阪神の糸井嘉男は、このままで推移すると3部門いずれも足りないが、今後の活躍次第では可能性が出てくる。7月31日に37歳になる糸井が達成すれば、1950年に38歳で達成した岩本義行に次ぐ高齢記録となる。糸井も今季は死球禍に悩まされており、体調は万全とは言えないが、彼の奮起が阪神の浮上の原動力になるだろう。

 今季も若い選手が次々とデビューしているが、若手選手の中にトリプルスリーを狙える逸材がいないのがやや物足りない。

 NPBのトリプルスリー達成者は10人、11回。最終的に何人が、このリストに名前を加えることになるだろうか。

【表】80年以上の歴史の中で達成者はわずか10名 NPBのトリプル3達成者&達成成績一覧

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