鷹、連敗でついに借金生活 快進撃続く楽天は4連勝で後半戦9勝1敗に
ホークスは先発の摂津が3回途中4失点でノックアウト
■楽天 7-1 ソフトバンク(28日・ヤフオクドーム)
昨季の日本一ソフトバンクが、ついに借金生活に陥った。28日、本拠地ヤフオクドームで行われた楽天戦。先発の摂津が初回にいきなり3点を失うなど4失点で2回2/3でノックアウトされると、打線も楽天先発の岸を打ち崩せず。2連敗となり借金1。後半戦3勝6敗となり、4月10日以来の借金生活となった。
序盤で勝負はほぼ決まった。スタンドからは、ため息ばかりが漏れた。先発の摂津がいきなり田中に初球先頭打者本塁打を浴びて先制点を献上すると、さらに銀次、アマダーに連続適時打を許して初回にいきなり3点を失った。
2回には島内に中前適時打を浴びて1点を追加されると、3回には2死から藤田、アマダーに連続四球を与え、ここで降板を告げられた。わずか2回2/3を投げて、6安打3四球4失点と炎上してノックアウトされた。2番手の高橋礼も4回に島内に中前適時打、7回にはアマダーにソロを浴びて追加点を許した。
中盤までに5点のビハインドを背負い、相手先発が“難攻不落”の岸とあっては、打線にも覇気はなし。3回2死一、三塁で内川が二ゴロに倒れると、その後はなかなか走者も出せず。8回に今宮が適時二塁打を放ち1点を返したが、ビハインドを跳ね返すには至らずに、完敗だった。
楽天は5連勝のあと、1敗を挟んで、また4連勝。田中が初球先頭打者本塁打を放って先制すると、初回にいきなり3点を奪った。ソフトバンク先発の摂津を早々にKOすると、7回にはアマダーが20号ソロを放つなど加点し、奪ったリードを先発の岸がきっちりと守り抜いた。岸は完封こそ逃したが、1失点完投勝利で9勝目。楽天はこれで後半戦9勝1敗となり、上位を猛追している。