ライバル出現も「やることは一緒」 ロッテ8年目の伊志嶺が目指す1軍定着

荻野貴選手の故障で再昇格

 1軍へ戻ってきたのは7月10日。骨折した荻野貴選手と入れ替わる形だった。「いつもと変わらずにプレーすることを心がけています」と意気込みを語った。

 昇格後は代打や代走で3試合に出場。7月18日の東北楽天戦で今季2度目のスタメン出場を果たす。しかし、この試合の第3打席で犠打に失敗し、途中交代となってしまった。「バントは失敗しましたけど、途中で代わった後も出ている選手を応援する気持ちでした」と悔しさを抑え、チームのためにベンチで懸命に応援した。

 チャンスはまたすぐにやってきた。20日のオリックス戦で「7番・中堅」で出場し、今季初の猛打賞。前回の失敗を安打という形で見事に取り返した。

 これで勢い付いた伊志嶺は、22日のオリックス戦、24日のソフトバンク戦で2試合連続マルチ安打を達成し、現在3試合連続安打中。打率は驚異の.474と、打撃面で素晴らしい働きを見せている。

「スタメンで出させてもらったのであれば、出られない人の分までチームの代表として出場しているので、目の前のプレーを一生懸命にやること、1球に集中することを意識しています」

 数少ないチャンスをモノにした伊志嶺だが、同じく外野を守る岡大海がトレードで日本ハムからやってきた。同じ右打者で俊足型と似たタイプの選手。ポジションを争うライバルが加入したが、伊志嶺は「特に変わらないです。やることは一緒です」と意識することなく、自分がやるべきことをやっていくつもりだ。

【動画】ファームで鍛えた力を1軍で発揮できるか!? イースタン巨人戦でロッテ・伊志嶺が放ったタイムリーヒット!

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