春夏通じて初は白山、折尾愛真、沖学園 悲願の初出場6校は…?
中央学院、明石商、奈良大付は選抜出場経験あり
○西兵庫:明石商(春1回)
西兵庫を制した明石商は2016年の選抜に出場しているが、夏の甲子園は初出場。とはいえ、昨秋、そして今春の県大会を制覇しており、春の近畿大会1回戦では選抜優勝の大阪桐蔭と6-7の接戦の末に敗れている。実力は申し分なく優勝候補に推されていた。下馬評通りに順調に勝ち進むと、決勝では姫路工に6-3で逆転勝利を収め、悲願の夏の甲子園初出場を決めた。
○奈良:奈良大付(春1回)
奈良大付も2015年の選抜に出場しており、夏の甲子園が初出場となる。2回戦で春に敗れていた奈良北に圧勝して勢いに乗ると、決勝では夏28回、春23回の甲子園出場を誇り、2年連続出場を目指した天理と大激戦を展開。4点リードで迎えた9回に一挙に4点を奪われて追いつかれて延長にもつれ込んだが、延長11回にサヨナラ勝ち。劇的な決着で悲願の瞬間を迎えた。OBに元オリックス、巨人などの歌藤達夫投手ら。
○北福岡:折尾愛真(春夏通じて初)
南北に分かれた福岡は北福岡、南福岡ともに初出場校が甲子園の切符をつかんだ。北福岡の折尾愛真は強打を武器に勝ち上がり、6年ぶり3回目の甲子園を狙った飯塚との決勝戦でも3本塁打が飛び出すなど12-9で打ち勝ち、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。阪神・小野泰己投手の母校だ。
○南福岡:沖学園(春夏通じて初)
沖学園は甲子園出場経験のある強豪校を相次いで撃破し、甲子園への切符を掴んだ。3回戦で夏5回出場の西日本短大付、4回戦で夏1回出場の九産大九産、準々決勝では4回出場の東福岡を破ると、準決勝では昨春の選抜出場校で夏も3回の出場実績がある福岡大大濠に勝利。決勝では先発の斉藤が完封勝利を飾り、17年ぶり2回目の甲子園を目指した九産大九州を1-0で破り、聖地への切符を掴んだ。OBに楽天の久保裕也投手がいる。
(Full-Count編集部)